豆知識

SNS犯罪から身を守る:スポーツ部活動と若者に迫る危険

慶應義塾大学 総合政策学部
サイバー防犯教育等研究会
N.H

はじめに

SNSやマッチングアプリが日常生活の一部となっている現代。

その便利さの裏で、私たちの身近に潜む犯罪リスクについて知っていますか?

特に若者やスポーツ部活動をしている人たちは、ファンや知らない相手との接触が多く、犯罪に巻き込まれる可能性が高いと言われています。

本記事では、SNSを悪用した犯罪の手口とその防止策についてわかりやすく解説します。

背景

私が所属していた部活で、ハニートラップの被害者が複数出ました。

身近なところでこれだけ被害者が出ているのなら、他にも同じような被害者が多くいるのではないかと考えました。

知識がある程度あるはずの大学生でさえも、SNSのトラブルに巻き込まれてしまうのです。

実際に巻き込まれてしまった例の流れは、次の手順です。

①インスタグラムでフォローがくる

②DM(ダイレクトメッセージ)がくる(ファンと偽ったり、野球関係の話)

③通話をするor実際にあう

④弱みになるような写真や録音、動画をとられてしまう

⑤弱みにつけこまれて金銭を要求される

検証

そこでまず、私の所属していた部において次の検証を行いました。

①匿名アンケートをとる(152名)。
→「美人局」という言葉を知っているか
→「グルーミング」という単語を知っているか(グルーミングについて読む

②被害者は何人いて、どのような手口だったのかを 詳しく書いてもらう。
→実際に被害にあってしまったかどうか
→あってしまった場合はどのような手口だったか

③SNSの危険性を伝え、再発防止に努める 。

以下のような結果がわかりました。

  • グルーミングを知っていると答えた人が39人とかなり少なかった。
  • 美人局を知っていると答えた人は125人とかなり多かった。

当該被害事例の被害にあったと匿名で答えた人は7人いました。また、先ほどのグルーミングという言葉に比べ美人局という言葉は聞き覚えがある人が多いようでした。

まとめ

SNSは便利で楽しいツールですが、正しく利用しないと犯罪に巻き込まれるリスクがあります。本記事で学んだことを活かし、SNSを安全に使う習慣を身につけましょう。特に若者やスポーツ部活動をしている人たちは、仲間と協力して犯罪のリスクを減らすための取り組みを始めてください。自分自身と大切な人たちを守るために、行動することが最も重要です。

この記事は犯罪被害を防ぐための第一歩となる情報を提供することを目的としています。疑問や相談があれば、学校の先生や専門機関に相談してください。

最後に

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